バリアフリージャパンによる
2023年4月9日
KOBE-ここ数日、痛みなく歩けない状態が続いています。身体には障害がありますが、私の障害である脳性まひは、通常、常に痛みを感じるようなものではありません。私が痛みで歩けなくなったのは、誰かが助けてくれたからです。
私の脳性麻痺は、左側痙性片麻痺という特殊なものです。基本的に、私は左側を少し動かすことができ、少なくとも歩くには十分ですが、可動性と感覚は限られています。そのため、リュックの紐を肩にかけるのではなく、腕にかけることが多くなっています。
また、脳性まひに加え、見えない障がいがあるため、リュックには「ヘルプマーク」を付けています。ヘルプマークとは、東京都が2012年に「見えない障がい」を持つ人を支援するために作成したマークです。バッジにはストラップがついていて、持ち物につけることができます。東京都は、「見えない障害」を持つ人たちが、周囲の助けを得やすくなるようにとの願いを込めて、このバッジを作りました。このマークを見た人が、バスや電車で席を譲ってくれたり、荷物運びを手伝ってくれたりするのです。後ろから来た人が、私の左腕のストラップをつかんで、左肩にしっかりと当てて、私を「助けよう」とするのです。これは痛くて怖い経験です。後ろから来ることが多いので、私は攻撃されていると思い、どちらにしても、腕を引っ張られて痛い思いをするのを数日間我慢しなければならないのです。
このような経験から、バックパックに「ヘルプマーク」を付けることに疑問を感じています。このことを話すと、「彼らは助けようとしたんだ!」と怒る人がよくいます。もし私が、若い日本人女性がリュックの紐を腕の半分まで下げているのを見て、調節が必要だと思い、そうしたとしたら、それは「助けようとした」とみなされるでしょうか、それとも「暴行」とみなされるでしょうか。
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