2021年8月27日
日本 – 相模原殺傷事件
日本の障害者の歴史を語るとき、相模原殺傷事件を抜かすことはできない。
2016年、植松聖死刑囚は神奈川県相模原市の障害者施設に侵入し、入所者19人を殺害した。彼はこの施設の元従業員だった。
事件前、彼は国会議員らに、障害者を「抹殺」すべきだとする手紙を送っていた。
この事件の悲劇は、すぐ明らかになったものにとどまらず、犠牲者家族の多くが犠牲者の名前を明らかにするのを拒むなど、別のかたちでも生まれた。
一部からは、障害のある親族がいるのを恥じる気持ちが、背景にあるとの見方が示された。障害者を見捨てたとの思いがあることから、家族を介護施設に入れたことを知られたくないのだろうとする憶測も出た。

神戸市で暮らし、脳性まひのあるイギリス人学者マイケル・ギラン・ペキットさんは、「当初、事件は日本に大きな影響を及ぼした。メディアはかなりの間、障害者への接し方や介護制度について疑問を呈していた。しかし時間がたつと、人々の関心は移っていく」と話す。
「家族が犠牲者の名前の公表を望まなければ、この問題を持続させるのは難しい」
植松死刑囚は、裁判で死刑が確定している。
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